南相馬＆杉並トモダチプロジェクト
第６回本公演　開催　延期について

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2月23日、24日に杉並区「座・高円寺２」にて開催予定でしたトモダチプロジェクト 第６回本公演ですが、昨日、杉並区内でのコロナウィルス感染者が発表されたことを受け、今回の公演を延期させていただくことに、決定いたしました。

この日に向けて、子供達、スタッフ、親たちはもちろんのこと、多くのご支援をいただいた方々、この日の公演を楽しみしてくださっていたお客様の方々、日本全国からご声援、ご支援くださる方々に大変申し訳ない気持ちです。
今回のコロナウィルスは、感染することを恐れて、だけではなく、もしも感染しなかったとしても、この状況下で公演を開催したことによりその後、様々なリスクを子供達が背負うことになることを一番懸念しまして、公演の延期を決定させていただきました。

杉並と、南相馬。
東日本大震災を機に歌とダンスで交流を始め、8年。
放射能を恐れず、南相馬に通い続けた杉並の子達が、逆に、杉並で目に見えない恐怖に晒される状況になり、あの時、目に見えないものに屈する悔しさを感じていた南相馬の方々と、同じ気持ちになったことと思います。

コロナウィルスの全国的蔓延により、様々なイベントが中止や延期を余儀なくされますが、トモプロの延期の理由は、そんな福島から教えられた、
「目に見えないものが人の心に作用する怖さ」を日本全国に伝えることかもしれないとも思います。

東京だけではなく、様々な場所で爆発しているコロナウィルスを収束させるための努力と同時に、私たち個人個人が、子供達の心を守り、長くこのウィルスのような目に見えないものと戦っていかなければならない覚悟を、思い知らされる時だと思います。

今回の本公演で伝えたかった、南相馬や福島の魅力は、目に見えるものだけではなく、こうして、あの時学んだ事柄を教えてくれることにもなりました。

お力をいただいた、関係各所の皆様。

応援してくださっていた、楽しみにしてくださっていたお客様の皆様。
そして、この本公演に向けて昼も夜も頑張ってくれていた多くの保護者、スタッフのみんな。
どんどんスキルアップしていった、子供達。
みんな悔しいです。

けど、一番やりたかったのは、私です。

必ず、またトモプロの本公演を開催したいと思います。
この度は、本当に申し訳ありません。
またチケットの払い戻しや、細かなことは、明日以降ご連絡いたします。よろしくお願いいたします。

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南相馬＆杉並トモダチプロジェクト 代表　狩野菜穂